2021.06.23
治療について
新しい多焦点眼内レンズ(TECNIS Synergy:テクニスシナジー)が使用できるようになりました
Johnson&Johnson社のTECNIS Synergy IOL (テクニスシナジー) という新しい多焦点眼内レンズが使用できるようになりました
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TECNIS Synergy IOL
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我々の生活においてスマートフォンを始めとした電子機器の普及が進んでおり、我々の生活においてなくてはならない必需品になっています。白内障術後もスマートフォンを始めとした電子機器を見るためには、術後に手元から遠くまでをスムーズに見ることが求められる時代になってきています。

既に数多くの多焦点眼内レンズが存在しますが、それらは焦点が合う距離が決まっており、連続的に見えるようなスムーズな見え方は得られませんでした。
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この新しい多焦点眼内レンズの特徴は、焦点深度拡張型レンズ(TECNIS Symfony : 遠くから近くまで幅広く見える=自然な見え方)と三焦点眼内レンズ(TECNIS Multifocal : 遠方、中間、近方の3箇所に焦点があう=良好な遠方・近方視力)の性質をあわせもっていることです。
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焦点深度拡張型レンズ(TECNIS Symfony : 遠くから近くまで幅広く見える=自然な見え方)と三焦点眼内レンズ(TECNIS Multifocal : 遠方、中間、近方の3箇所に焦点があう=良好な遠方・近方視力)の性質をあわせもつことで、近方33cmから中間距離、遠方まで連続してより自然な見え方が可能な眼内レンズです。


また、このTECNIS Synergyは、従来の多焦点眼内レンズの欠点である「ハロー・グレア(夜のライトが散って見える)」症状もかなり抑えられています。

更に、バイオレットライトフィルターを搭載しており、紫色光をフィルタリングすることにより、LED光源に多く含まれる紫色光による光視症を低減して、運転時やスマートフォンなどを使用している時でも高いコントラスト感度が得ることができます。
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当院はいち早くこのTECNIS Synergyを導入しており、ご希望される白内障患者様に対して選定療養という保険の仕組みを用いて、このレンズを挿入することが可能です。また、既にその有効性も実感しており、ご希望される患者様に積極的に使用していくことで、白内障手術後に満足のいく視力が得られるよう尽力してまいります。