News & Medical Guide

お知らせ・医療ガイド

2026.05.11

疾患について

ドライアイは 「ただの乾き」ではありません

DRY EYE CARE

ドライアイは
「ただの乾き」ではありません

目が乾く、ゴロゴロする、しみる、かすむ、涙が出る。ドライアイは生活の質を下げるだけでなく、シェーグレン症候群など全身の病気が隠れていることもあります。

有田眼科が大切にしていること

  • 症状だけで終わらせず、涙の量・質・目の表面の傷を確認します。
  • 「治りにくいドライアイ」では、背景にある病気や生活環境まで考えます。
  • シェーグレン症候群などが疑われる場合は、六本松リウマチ膠原病クリニックと連携して診断につなげます。
  • 従来の点眼治療に加え、新しい選択肢であるアバレプト懸濁性点眼液0.3%も含めて検討します。

こんな症状はありませんか?

  • 朝から目が乾く、目を開けているのがつらい
  • パソコンやスマホで目がかすむ、疲れやすい
  • 目がゴロゴロする、しみる、痛い
  • 乾いているのに涙が出る
  • 口の乾き、虫歯が増えた、関節痛、強い疲れを感じる

ドライアイの主な原因

ドライアイは「涙が少ない」だけではありません。涙の膜が不安定になる、油分が足りない、炎症が続く、目の表面が傷つくなど、いくつもの要素が重なって起こります。

1涙の量が少ない

涙液分泌の低下

加齢、全身疾患、内服薬の影響などで涙の分泌が少なくなると、目の表面を守る力が弱くなります。

乾くしみる傷がつく
2涙の質が悪い

涙液膜の不安定化

涙は油層と水層を中心とした膜として目を覆っています。この膜がすぐ崩れると、涙があっても乾きやすくなります。

かすむ見え方が変動
3油分が足りない

マイボーム腺機能不全

まぶたの縁にあるマイボーム腺から出る油分が不足すると、涙が蒸発しやすくなります。まぶたの炎症や汚れも関係します。

蒸発しやすいまぶたの違和感
4生活環境

画面作業・乾燥・エアコン

画面を見る時間が長いとまばたきが減ります。低湿度、送風、エアコン、睡眠不足もドライアイを悪化させます。

スマホパソコンエアコン
5コンタクト

コンタクトレンズ装用

コンタクトレンズは涙の膜に影響し、乾燥感や異物感を強めることがあります。レンズの種類や装用時間の見直しが必要な場合があります。

異物感充血
6全身の病気

シェーグレン症候群・膠原病など

ドライアイの背景に、涙腺や唾液腺に炎症が起こる病気が隠れていることがあります。目だけでなく全身をみる視点が大切です。

口の乾き関節痛疲れやすい

「ただのドライアイ」として放置しないでください

シェーグレン症候群の可能性を考えるサイン

  • ドライアイが強い、または治療しても改善しにくい
  • 口が乾く、水分がないと食べにくい
  • 虫歯が増えた、口内炎ができやすい
  • 関節が痛い、こわばる
  • 原因がはっきりしない強い疲れがある
  • リウマチ・膠原病を指摘されたことがある

有田眼科では、必要に応じて専門クリニックと連携します

ドライアイの診察でシェーグレン症候群などが疑われる場合、目の表面だけを診て終わりにはしません。患者さんの症状、検査結果、全身のサインを総合的に確認し、必要に応じて六本松リウマチ膠原病クリニックと連携して診断をつけていきます。

「目薬を続けているのに良くならない」「口の乾きもある」「関節痛もある」という方は、早めにご相談ください。

有田眼科で行うドライアイの確認

症状の感じ方だけでは、ドライアイのタイプや重症度は判断しきれません。目の表面を丁寧に確認し、原因に合った治療を選びます。

症状と生活環境の確認

乾き、痛み、かすみ、涙目、コンタクト、画面作業、内服薬、口の乾きや関節症状などを確認します。

涙の安定性・目の表面の傷を確認

涙の膜がどのくらい保たれるか、角膜・結膜に傷がないかを確認します。

涙の量やまぶたの状態を評価

必要に応じて涙の分泌量やマイボーム腺、まぶたの炎症を確認します。

全身疾患が疑われる場合は連携

シェーグレン症候群や膠原病の可能性がある場合、六本松リウマチ膠原病クリニックと連携し、全身評価につなげます。

ドライアイ治療は、原因に合わせて選びます

治療・対策 目的 向いているケース
人工涙液・ヒアルロン酸など 涙を補い、目の表面を保護する 軽い乾き、目の表面の傷、コンタクト装用時の不快感
涙液・ムチンに関わる点眼 涙の質を整え、涙液膜を安定させる 涙がすぐ崩れる、かすみや異物感が続く
炎症を抑える治療 目の表面やまぶたの炎症を抑える 充血、痛み、慢性的な刺激感、まぶたの炎症を伴う
涙点プラグ 涙の排出を抑え、目に涙をためる 涙の量が少ないタイプ、点眼だけでは不足する場合
生活環境の見直し 悪化因子を減らす 画面作業が長い、エアコンや乾燥環境で悪化する
専門クリニックとの連携 シェーグレン症候群など全身疾患を評価 口の乾き、関節痛、強い疲れ、治療抵抗性のドライアイ

新しい選択肢:アバレプト®懸濁性点眼液0.3%

アバレプト®懸濁性点眼液0.3%(一般名:モツギバトレプ)は、ドライアイに用いられる新しい医療用点眼薬です。従来の「涙を補う」「涙の質を整える」治療とは異なる視点から、ドライアイに伴う症状や目の表面の状態の改善を目指します。

  • 通常、1回1滴、1日4回点眼します。
  • 懸濁性点眼液のため、点眼前によく振って使います。
  • 点眼後、一時的に目がかすむことがあります。車の運転や機械操作には注意が必要です。
  • 温度の感じ方に変化が出る可能性があるため、カイロ・こたつ・湯たんぽなどによる低温やけどにも注意が必要です。
  • 使用できるかどうかは、症状、目の状態、年齢、体格、妊娠・授乳、他の薬の使用状況などを確認して判断します。

※実際の使用方法や注意点は、医師・薬剤師の指示に従ってください。自己判断で開始・中止しないでください。

よくある質問

Q. 乾くのに涙が出るのはなぜですか?

目の表面が乾いて刺激を受けると、反射的に涙が増えることがあります。「涙が出るからドライアイではない」とは限りません。

Q. 市販の目薬で治らない場合は?

涙の量が少ない、涙の質が悪い、まぶたの油分が不足している、炎症がある、全身疾患が隠れているなど、原因に合わせた治療が必要です。

Q. シェーグレン症候群は眼科でわかりますか?

眼科ではドライアイの状態や涙の量を確認できます。全身の評価が必要と考えられる場合は、リウマチ・膠原病の専門クリニックと連携します。

Q. アバレプトは誰でも使えますか?

すべての方に適しているわけではありません。診察で目の状態や全身状態を確認し、必要性と安全性を検討したうえで判断します。

ドライアイが続く方へ

「目薬をさしても良くならない」「乾きだけでなく痛い・かすむ・涙が出る」「口の乾きや関節痛もある」——その症状には、きちんと原因を確認する価値があります。

有田眼科では、目の表面だけでなく、生活背景や全身疾患の可能性まで考え、必要に応じて専門クリニックと連携しながら治療方針を考えます。

有田眼科の基本情報

医院情報

医院名 有田眼科
医師名 有田 量一
住所 〒810-0033 福岡県福岡市中央区小笹2丁目2-3
電話 092-707-2132
診療案内 外来診療から日帰り手術まで幅広く対応
有田眼科 有田 量一
新着一覧へ