News & Medical Guide

お知らせ・医療ガイド

2018.12.17

治療について

緑内障の新薬、【エイベリス点眼液】登場

今年も残りあと僅かとなりました。
寒い日が続くと思ったら、そうでもなかったり…?
『あれっ?今日は暖かいかも?』と思ったら翌日は一気に冷え込んだり…。
風邪などはひかれていませんか?
先月、医薬品メーカーの参天製薬から緑内障治療の目薬に新薬が登場しました。
その名も【エイベリス点眼液】
名薬キサラタン点眼液(ラタノプロスト)に比べて「非劣性」であるというデータが出ています。
つまり、キサラタン点眼に並ぶ効き目ということ。

いままでの緑内障治療の目薬は『色素沈着』してしまう…と言われていました。
目の周りの色素沈着を防ぐには、点眼の際にこぼれた目薬をウエットティッシュでふき取る・眼(顔)を洗う、などをしなければいけませんでした。
エイベリス点眼液に関しては、代謝物のメラニン親和性がないと考えられ、今までの点眼液に比べて色素沈着のリスクが低いと言われています。
女性の方は特に気になるのではないでしょうか?

一方で、充血や黄斑浮腫などの副作用や、白内障術後の眼内レンズが入っている方・タプロスという点眼液を使っている方は使用できない…などの欠点もあります。

点眼薬としては少々気難しい印象はありますが、緑内障治療において点眼薬の選択肢は広がりました。
緑内障と戦う患者様へ、新しい戦力となることを願っています。
新着一覧へ