目がかすむ・ぼやける
霧や薄い膜がかかったように見え、全体が白っぽく感じられます。眼鏡を替えても、すっきりしないことがあります。
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お知らせ・医療ガイド
2026.08.02
疾患について
白内障の症状|目のかすみ・まぶしさ・二重に見えるとき
白内障では、目の中の水晶体が濁ることで、霧がかかったようなかすみ、光のまぶしさ、片眼での二重見え、夜間の見えにくさなどが起こります。多くはゆっくり進むため、片眼ずつ確認しないと変化に気づきにくいことがあります。
白内障の症状は、単純な視力低下だけではありません。明るい場所でまぶしい、夜間に標識や人を見つけにくい、片眼で光が二重・三重に見える、色が黄ばんで見えるなど、生活場面によって困り方が異なります。急な視力低下や視野の欠け、強い痛みを伴う場合は、白内障以外の病気を考えて早めの診察が必要です。
水晶体の濁る場所や程度によって、症状の組み合わせは異なります。視力表では比較的見えていても、まぶしさやコントラスト低下によって日常生活に支障が出ることがあります。
霧や薄い膜がかかったように見え、全体が白っぽく感じられます。眼鏡を替えても、すっきりしないことがあります。
日差し、室内照明、対向車のヘッドライトなどが、以前より強くまぶしく感じられます。
遠くや手元の文字が見えにくくなり、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても十分な視力が得られなくなることがあります。
片方の目を隠しても、文字や月、信号、ライトなどが重なって見えることがあります。
夕方、雨天、薄暗い室内、夜間の道路などで、物の輪郭や人、段差を確認しにくくなる場合があります。
短期間に眼鏡が合わなくなったり、作り直しても見え方が安定しなかったりすることがあります。
白いものが黄色や茶色っぽく見え、青や紫などの色が暗く、鮮やかさが低下したように感じることがあります。
街灯や車のライトの周囲に、光の輪や放射状のにじみが見えることがあります。
強い痛みや急激な視力低下がある場合は、角膜疾患、緑内障、網膜疾患など、白内障以外の原因も考える必要があります。
診察では「視力が落ちた」という表現だけでなく、どの時間帯、どの距離、どの場面で困るかを伝えることが重要です。
対向車のライトが広がって見える、雨天や夜間に車線が見えにくい、標識の文字を確認しにくいなどの変化が起こります。
文字の輪郭がはっきりしない、背景との区別がつきにくい、明るくしても読みづらいと感じることがあります。
晴れた屋外で強くまぶしい、逆光で人の顔が分かりにくい、日陰から明るい場所へ出たときに見えにくい場合があります。
コントラストが低下すると、階段の境目や小さな段差を確認しにくくなります。暗い玄関や廊下で気づくこともあります。
パソコン画面、書類、針仕事、工具の目盛りなどが見えづらくなり、作業に時間がかかるようになることがあります。
ゴルフボールや楽譜が見えにくい、写真の色がくすむ、美術作品の細部を楽しみにくいなど、趣味の中で気づく方もいます。
運転、仕事、家事、趣味などで困る場面を記録し、診察時にお伝えください。
加齢による白内障は、多くの場合、数か月から数年かけてゆっくり進みます。ただし、濁る場所や原因によっては比較的短期間で症状が強くなることがあります。
両眼が同じように変化すると、見えにくさに慣れてしまい、かなり進んでから気づくことがあります。
片眼だけ先に進むと、見えやすい側の目が補うため、普段は症状を感じにくいことがあります。
水晶体中央付近の濁りでは、明るい場所で瞳孔が小さくなると、かえって見えにくくなる場合があります。
水晶体の屈折力が変わり、老眼鏡なしで近くが見やすくなることがありますが、白内障による近視化の可能性があります。
初期には度数調整で改善する場合がありますが、濁りが強くなると眼鏡だけでは十分に見えなくなります。
小さな濁りでも瞳孔の中央にあると強いまぶしさが出るなど、濁りの大きさだけでは症状を判断できません。
自宅での確認は診断の代わりにはなりませんが、症状を医師へ伝えやすくなります。無理に細かい文字を読んだり、運転中に確認したりしないでください。
片方の目を手で軽く隠し、左右のかすみ、明るさ、色、二重見えの違いを確認します。
朝、夕方、夜間、晴天、雨天など、見えにくさが強くなる条件を記録します。
眼鏡をかけた場合とかけない場合で、見え方がどの程度変化するかを確認します。
運転、読書、仕事、家事、趣味の中で、具体的に困っていることを整理します。
見えにくさが続く場合は、眼鏡の度数だけでなく、水晶体、角膜、網膜、視神経の状態を眼科で確認します。
症状だけで白内障と断定することはできません。症状の現れ方や進行速度、痛みの有無、眼底検査などから原因を確認します。
| 症状の特徴 | 考えられる主な病気 | 白内障との違いとして確認する点 | 受診の考え方 |
|---|---|---|---|
| まばたきで一時的に改善するかすみ | ドライアイ、涙液層の不安定 | 乾燥感、異物感、目の疲れ、時間帯による変動 | 症状が続く場合は眼表面を確認します。 |
| 物がゆがむ、中心が見えにくい | 黄斑上膜、加齢黄斑変性、黄斑円孔など | 直線が曲がる、片眼で中心が欠ける | 早めに眼底・OCT検査を受けます。 |
| 視野の一部が欠ける | 緑内障、網膜疾患、視神経疾患など | 視力よりも視野の異常が目立つ場合がある | 視野・視神経・眼底の検査が必要です。 |
| 黒い点が急に増える、光が走る | 網膜裂孔、網膜剥離、硝子体出血など | 白内障では通常みられない急な飛蚊症や光視症 | 可能な限り早く眼底検査を受けます。 |
| 強い痛み、充血、吐き気 | 急性緑内障発作、角膜疾患、ぶどう膜炎など | 一般的な白内障は強い痛みを伴いません。 | 当日中の眼科受診を検討します。 |
| 急に視界が暗くなる | 網膜血管閉塞、視神経疾患、網膜剥離など | 白内障は通常、急激には進みません。 | 緊急性があるため速やかな診察が必要です。 |
白内障手術を検討する際には、手術後の見え方に影響する黄斑、網膜、視神経、角膜の状態も確認します。
白内障は通常ゆっくり進みます。次の症状が突然現れた場合は、網膜裂孔・網膜剥離、急性緑内障発作、網膜血管疾患など、早急な診察が必要な病気の可能性があります。
診療時間外や休診日に急激な症状が出た場合は、地域の救急医療機関への相談もご検討ください。
白内障の診断だけでなく、症状の原因が水晶体、角膜、網膜、黄斑、視神経のどこにあるかを確認します。
症状が始まった時期、進み方、困る生活場面、全身疾患や服薬歴を確認します。
裸眼視力と矯正視力を測定し、眼鏡でどこまで改善するかを確認します。
水晶体の濁る場所や程度、角膜、虹彩、前房の状態を観察します。
緑内障、網膜裂孔、糖尿病網膜症など、別の病気がないかを確認します。
必要に応じて黄斑や視神経の断層画像、視野、角膜形状などを確認します。
白内障があっても、現在の見えにくさの主な原因が黄斑疾患や緑内障であることがあります。手術後の見え方を考えるうえでも、目の奥まで確認することが重要です。
検査後は数時間、まぶしさや近くの見えにくさが続く場合があります。自動車、バイク、自転車の運転を控える必要があるため、来院方法をご確認ください。
白内障手術の時期は、年齢だけでは決まりません。現在の見え方が日常生活にどの程度影響しているか、眼鏡で改善できるか、他の目の病気がないかを確認して判断します。
現在の白内障の程度、今後の見通し、経過観察と手術のメリット・注意点について説明を受けてから検討できます。
有田眼科では、見えにくさを白内障だけと決めつけず、角膜、網膜、黄斑、視神経を含めて確認します。白内障が原因と考えられる場合は、生活への影響とご希望を伺い、経過観察または手術について説明します。
水晶体の濁り方が、かすみやまぶしさなどの症状と一致しているかを確認します。
屈折検査を行い、眼鏡の調整で必要な視力を得られるかを確認します。
緑内障、黄斑疾患、網膜疾患、角膜疾患などが隠れていないかを調べます。
運転、仕事、読書、家事、趣味などで、どの程度困っているかを確認します。
検査結果と生活上の不便さを踏まえ、手術を考える時期について相談します。
手術を検討する場合は、目の状態と見たい距離に合わせて眼内レンズを比較します。
記事監修・診療担当
有田眼科 院長 有田 量一
白内障の症状は、視力検査の数字だけでは分からないことがあります。夜間の運転、まぶしさ、読書、仕事など、患者さんが実際に困っている場面を伺い、目の状態と合わせて治療方法を検討します。
一般的な加齢性白内障は、強い痛みを伴わずにゆっくり進みます。痛み、強い充血、頭痛、吐き気などがある場合は、角膜疾患や急性緑内障発作など別の病気を確認する必要があります。
多くの白内障は徐々に進みます。急な視力低下、視野の欠け、飛蚊症の急増、光が走る症状がある場合は、白内障以外の病気を考えて早めに受診してください。
白内障で片眼性の二重見えが起こることがありますが、角膜乱視、ドライアイ、眼内レンズの問題などでも起こります。片眼ずつ確認し、症状が続く場合は眼科で原因を調べます。
あります。水晶体の濁りで光が散乱すると、視力低下が軽くても強いまぶしさを感じることがあります。ただし、角膜疾患、ドライアイ、ぶどう膜炎、緑内障などでもまぶしさが起こるため、痛みや充血を伴う場合は早めの診察が必要です。
水晶体の変化によって近視が進み、一時的に近くが見やすくなることがあります。老眼が元に戻ったとは限らず、白内障の進行による変化の可能性があります。
初期には眼鏡の調整で見え方が改善する場合があります。濁りが強くなり、眼鏡で必要な視力が得られない場合や、まぶしさなどで生活に支障がある場合は手術を検討します。
相談できます。視力表では見えていても、夜間運転、強いまぶしさ、二重見えなどで生活に支障がある方もいます。濁りの状態と生活への影響を確認して判断します。
見えやすい側の目が補っている可能性があります。片眼ずつ確認して左右差が大きい場合や、見えにくい側が徐々に悪化している場合は、眼科で状態を確認してください。
本記事は一般的な医療情報です。実際の診断、検査、治療、手術の適応は患者さんごとに異なります。最終更新:2026年8月2日 監修:有田眼科 院長 有田 量一
白内障の程度だけでなく、網膜、黄斑、視神経、角膜の状態を確認し、現在の見えにくさの原因と治療の選択肢をご説明します。
執筆・医学的内容の確認:有田眼科 院長 有田 量一