光が散乱する
濁った水晶体の中で光が散らばるため、全体が白っぽくみえたり、光がにじんだり、強くまぶしく感じたりすることがあります。
Disease
目の病気と治療
福岡で白内障の症状・検査・治療・白内障手術について調べている方へ。福岡市中央区小笹の有田眼科では、白内障の診断・経過観察から、必要に応じた手術時期の判断、眼内レンズ選びまで、目全体の状態と生活で困っていることを確認しながら診療しています。白内障は、目の中でレンズの役割をする水晶体が濁る病気です。かすみ、まぶしさ、視力低下、眼鏡を替えてもみえにくい、片眼で物が二重にみえるなど、さまざまな見え方の変化が起こることがあります。
このページでは、白内障とはどのような病気か、主な症状、水晶体の濁り方、原因、診察画像、検査、治療、眼科を受診する目安をまとめています。有田眼科では白内障の濁りだけでなく、角膜、網膜、黄斑、視神経など目全体の状態を確認し、現在の見えにくさの原因を診察します。白内障手術の方法、眼内レンズ、麻酔・鎮静、費用などは、白内障手術の専用ページで詳しくご案内しています。
このページは、白内障そのものを理解するための総合案内です。症状、原因、検査、経過観察、受診の目安を中心にまとめています。手術を検討する段階になった方に向けて、手術方法、眼内レンズ、麻酔・鎮静、費用などの詳しい情報は白内障手術ページに分けています。

目の中には、カメラのレンズに相当する「水晶体」があります。 健康な水晶体は透明で、目に入った光を網膜へ集める役割があります。
白内障になると水晶体が濁り、光が通りにくくなったり、 目の中で光が散乱したりします。 その結果、視力低下だけでなく、まぶしさ、夜間の見えにくさ、 色の見え方の変化などが起こることがあります。
白内障の進み方には個人差があります。 両眼が同じ速さで進むとは限らず、 片眼の白内障が進んでいても反対の目が補うため、 気づきにくい場合があります。
透明な水晶体が濁ると、目に入った光の通り方やピントの合い方が変化します。視力の数字だけでは表しにくい、まぶしさやコントラスト低下を感じることもあります。
濁った水晶体の中で光が散らばるため、全体が白っぽくみえたり、光がにじんだり、強くまぶしく感じたりすることがあります。
濁りが強くなると、網膜:モノをみるための神経へ届く光が減り、視力だけでなく明暗の差を感じる力も低下することがあります。
水晶体の硬さや屈折力が変化すると、眼鏡の度が合わなくなったり、一時的に近くがみやすくなったりする場合があります。
両眼に白内障があっても、濁る場所や程度、進み方が同じとは限りません。片眼ずつ確認すると左右差に気づくことがあります。
白内障では視力が低下するだけでなく、 水晶体で光が散乱することによってさまざまな症状がみられます。
霧がかかったようにみえ、眼鏡を替えてもすっきりしないことがあります。
日差し、照明、対向車のヘッドライトを強くまぶしく感じることがあります。
片方の目を隠しても、文字や光が二重・三重にみえることがあります。
暗い場所で標識や人をみつけにくく、 夜間運転に不安を感じる場合があります。
近視が進んだように感じ、新しい眼鏡でも十分にみえないことがあります。
白いものが黄色っぽくみえ、色の鮮やかさが低下することがあります。
白内障は水晶体の濁る場所によって特徴が異なり、複数のタイプが重なっていることもあります。実際の診断は細隙灯顕微鏡で水晶体を観察して行います。
視力低下や近視化、色が黄色っぽくみえる変化が起こることがあります。眼鏡の度数が変わりやすくなる場合があります。
光のにじみ、まぶしさ、夜間の見えにくさを感じることがあります。濁りが中央へ近づくと症状が強くなる場合があります。
明るい場所での見えにくさや強いまぶしさを感じることがあります。比較的若い方にみられる場合もあります。
濁りが強くなると視力が大きく低下し、眼底を観察しにくくなることがあります。手術方法に追加の工夫が必要になる場合もあります。
白内障の診察では、細隙灯顕微鏡を使って水晶体の濁り方や場所を確認します。 眼底検査では、水晶体の濁りを通して網膜、黄斑、視神経を観察します。
白内障が進むと眼底写真もかすみ、 網膜や視神経の細かな状態を確認しにくくなることがあります。
年齢とともに水晶体のたんぱく質などが変化し、 徐々に濁りやすくなります。
糖尿病がある方では、比較的若い年齢で白内障が進む場合があります。
内服、吸入、注射、点眼、外用薬などの使用が関係する場合があります。
目をぶつけた後や、目の中の手術を受けた後に進むことがあります。
ぶどう膜炎など、目の中に炎症を起こす病気が原因になることがあります。
強い近視やアトピー性皮膚炎、紫外線、喫煙などが関係する場合があります。
生まれつき、または成長期に白内障が生じることがあります。小児では視力の発達への影響を考えて早期に評価します。
福岡で白内障の検査を受けたい方、目のかすみやまぶしさが白内障によるものか確認したい方へ。有田眼科では、手術を決めていない段階でも白内障の程度や見えにくさの原因を確認できます。
白内障がみつかっても、現在の見えにくさが白内障だけによるものとは限りません。角膜、網膜、黄斑、視神経、眼圧:目の中の圧力などを確認し、白内障以外に見え方へ影響している病気がないかを調べます。
裸眼視力、矯正視力、近視・遠視・乱視と、 眼鏡でどの程度改善するかを確認します。
水晶体のどの部分が、どの程度濁っているかを確認します。
眼圧と視神経の状態を確認し、緑内障がないか調べます。
網膜:モノをみるための神経、黄斑、視神経を画像で確認し、 見えにくさの別の原因がないか調べます。
角膜:黒目の透明性や形、乱視などを確認します。
瞳孔を広げ、網膜剥離、黄斑疾患、糖尿病網膜症など、目の奥に見え方へ影響する病気がないかを確認します。
白内障手術を検討する場合には、目の長さや角膜:黒目のカーブ、乱視などを測定し、眼内レンズの度数を決めるための検査を行います。
年齢とともに白内障がみられる方では、緑内障、黄斑上膜、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症などが同時にみつかることがあります。白内障の濁りを取り除いても、網膜:モノをみるための神経や黄斑、視神経に病気がある場合には、術後の見え方がそれらの影響を受けることがあります。
そのため有田眼科では、白内障の程度だけで手術や眼内レンズを決めず、必要に応じて眼底検査、OCT、眼圧:目の中の圧力、視神経、視野などを確認し、どの病気が現在の見えにくさへ影響しているかを考えます。
緑内障では視神経にダメージが生じます。眼圧が正常範囲でも緑内障はみられるため、眼圧の数字だけで判断せず、OCT・視神経・視野などを確認します。病状によっては白内障手術と低侵襲緑内障手術を同時に検討することがあります。
黄斑上膜では、かすみだけでなく物がゆがんでみえることがあります。白内障と両方ある場合は、どちらが見えにくさへ強く影響しているかをOCTなどで評価し、白内障手術と硝子体手術の順序や組み合わせを考えます。
加齢黄斑変性がある場合は、黄斑の状態や抗VEGF治療の状況などを確認します。白内障による濁りが強ければ手術で見え方が改善する可能性がありますが、黄斑の病変による見え方の限界も考慮して手術計画を立てます。
糖尿病がある方では、白内障だけでなく糖尿病網膜症や黄斑浮腫が見え方へ影響することがあります。術前に網膜の状態を確認し、必要に応じて網膜治療と白内障手術の時期を調整します。
American Academy of Ophthalmology(AAO)の成人白内障診療指針では、白内障手術の適応は視力の数字だけではなく、患者さんの視機能と生活上の必要性を基準に考えること、また緑内障・黄斑変性・糖尿病網膜症など併存眼疾患の診断や治療のために白内障手術が必要になる場合があるとされています。European Society of Cataract and Refractive Surgeons(ESCRS)の推奨でも、黄斑疾患、糖尿病網膜症、緑内障などが疑われる場合や、見え方が白内障の程度だけでは説明しにくい場合には、後眼部OCTが重要とされています。
白内障手術では、濁った水晶体を取り除いたあとに眼内レンズを挿入します。眼内レンズには、ひとつの距離に焦点を合わせる単焦点眼内レンズ、遠方から中間・近方まで複数の距離をみやすくすることを目指す多焦点眼内レンズ、焦点深度を広げるタイプなどがあります。
多焦点眼内レンズは、眼鏡への依存を減らしたい方にとって選択肢になります。一方、ハロー・グレアなどの光の見え方やコントラストの感じ方には個人差があり、すべての方に多焦点が適するわけではありません。角膜:黒目、乱視、黄斑・網膜、視神経、緑内障の状態、夜間運転、仕事、読書やスマートフォンなど、普段よくみる距離を確認して選択します。
| 単焦点眼内レンズ | 焦点を合わせる距離を決め、必要に応じて眼鏡を使用します。見え方の質を重視する方や、網膜・視神経の病気がある方で適する場合があります。 |
|---|---|
| 多焦点眼内レンズ | 遠方・中間・近方など複数距離で眼鏡への依存を減らすことを目指します。目の状態と生活上の希望を詳しく確認して適応を検討します。 |
| 焦点深度を広げるレンズ | 遠方から中間を中心に連続的な見え方を目指すタイプなどがあります。近方の眼鏡が必要になることもあります。 |
| 乱視用眼内レンズ | 角膜乱視が強い場合には、トーリック眼内レンズで乱視矯正を検討することがあります。 |
ESCRSの推奨では、多焦点眼内レンズなど老視矯正を目的とする眼内レンズの選択では、眼疾患の併存、眼鏡を減らしたい希望、術後の見え方に対する現実的な期待を確認することが重要とされています。多焦点眼内レンズは近方・中間の裸眼視力や眼鏡非依存を高める可能性がある一方、単焦点眼内レンズよりハロー・グレアなどの光視症が多いことがあり、適応を選ぶ必要があります。黄斑疾患や緑内障などがある場合には、術後の見え方への影響を考えて慎重に検討します。
白内障がみつかっても、すぐに手術が必要とは限りません。濁りの程度、見え方、まぶしさ、仕事や運転への影響、ほかの目の病気を確認しながら、経過観察または手術を検討します。
初期で眼鏡によって見え方が改善する場合には、度数を調整しながら経過をみることがあります。
進行を抑える目的で点眼薬を使用する場合がありますが、濁った水晶体を透明な状態へ戻す点眼薬ではありません。
運転、読書、仕事、家事、趣味、免許更新など、生活のどの場面で困っているかを確認します。
手術では濁った水晶体の中身を取り除き、残した袋の中へ人工の眼内レンズを挿入します。具体的な方法やレンズ選びは目の状態によって異なります。
有田眼科は福岡市中央区小笹2丁目2-3にあり、白内障の診断・経過観察から、手術が必要な時期の相談まで対応しています。見えにくさの原因を白内障だけと決めつけず、網膜、黄斑、視神経、角膜など目全体を確認します。
手術を決めていない段階でも、白内障の程度、眼鏡でどの程度改善するか、現在の見え方や生活への影響を確認したうえで、経過観察を続けるか手術を検討するかを相談できます。
水晶体の濁り方、見え方、まぶしさ、眼鏡でどの程度改善するかを確認します。
緑内障、黄斑疾患、糖尿病網膜症、網膜裂孔など、見え方に影響する病気がないか確認します。
運転、仕事、読書、家事、趣味など、患者さんが実際に困っている場面を確認します。
年齢や視力の数字だけでなく、白内障の程度と生活への影響を合わせて相談します。
手術を行う場合は、見たい距離、眼鏡の使用、夜間運転などを確認し、目の状態に合う眼内レンズを検討します。
術前検査、日帰り手術、術後診察までの流れを説明し、手術後も炎症、眼圧、角膜、眼内レンズ、網膜などを確認します。
有田眼科は福岡市中央区小笹2丁目2-3にあります。福岡市中央区だけでなく、南区・城南区・那珂川方面から白内障の検査や診察をご検討の方にも、小笹までの車・バスなどの交通手段を確認して受診をご検討いただけます。
目がかすむ、光がまぶしい、夜間の運転がしづらい、眼鏡を替えてもみえにくいなどの症状では、白内障の有無や程度だけでなく、網膜、黄斑、視神経、角膜なども確認し、現在の見えにくさの原因を調べます。手術を決めていない段階でも白内障の検査を受けることができます。
桧原・柏原方面から、白内障によるかすみ、まぶしさ、夜間の見えにくさ、眼鏡を替えてもみえにくいなどの症状で受診をご検討の方へ。白内障の検査・経過観察から、必要に応じた手術時期の相談まで対応しています。
桧原・柏原については、それぞれ小笹までの交通や受診方法をまとめた地域案内があります。
東油山、堤、樋井川、南片江など福岡市城南区南部から白内障の検査・診察をご検討の方へ。有田眼科は小笹にあり、車や公共交通機関を利用した通院をご検討いただけます。
白内障だけでなく、緑内障、黄斑上膜、糖尿病網膜症、網膜裂孔など、見えにくさに関係するほかの眼疾患がないかも必要に応じて確認します。
長住、長丘、西長住、花畑、老司、那珂川方面から白内障の診察をご検討の方も、福岡市中央区小笹までの交通手段を確認して受診をご検討いただけます。
白内障が気になる場合は、視力の数字だけではなく、まぶしさ、運転、仕事、読書、家事など日常生活への影響も確認して、経過観察や治療の時期を考えます。
加齢に伴う水晶体の変化は中年期以降から少しずつ起こりますが、症状を感じる年齢には個人差があります。糖尿病、外傷、薬剤などが関係すると、比較的若い方でも白内障がみられることがあります。
白内障があるだけで、すぐに手術が必要とは限りません。眼鏡で必要な見え方が得られ、生活への支障が少ない場合は、定期的に検査しながら経過をみることがあります。
濁った水晶体を透明な状態へ戻す点眼薬はありません。進行を抑える目的で点眼薬を使用する場合がありますが、白内障そのものを取り除く治療ではありません。
初期には眼鏡の度数調整で見え方が改善する場合があります。一方、水晶体の濁りが強い場合は、眼鏡を替えても十分に改善しないことがあります。
加齢などで濁った水晶体が自然に元の透明な状態へ戻ることは通常ありません。ただし、白内障があっても生活への支障が少ない場合は、すぐに手術を行わず、眼鏡の調整や定期検査で経過をみることがあります。
左右の目で白内障の程度や進み方が異なることはあります。反対の目が補うことで変化に気づきにくい場合もあるため、片眼ずつ見え方を確認することも大切です。
同じではありません。老眼は主に近くへピントを合わせる力が低下する変化で、白内障は水晶体が濁る病気です。どちらも年齢とともにみられやすく、同時に起こることがあります。
視力検査だけでは判断できません。細隙灯顕微鏡で水晶体の濁りを確認し、必要に応じて眼底検査やOCTなどを行います。白内障以外の病気でも見えにくくなることがあるため、目全体の状態を確認します。
白内障の程度や、網膜・黄斑など目の奥の状態を詳しく確認する必要がある場合は、散瞳検査を行うことがあります。散瞳後は数時間まぶしさや近くの見えにくさが続くことがあるため、検査内容によっては車、バイク、自転車の運転を控える必要があります。
受診できます。まず白内障の程度、眼鏡で改善できるか、見えにくさの原因が白内障だけかを確認します。検査結果と生活への影響を踏まえ、経過観察を続けるか、手術を考える時期かを相談します。
緑内障があっても白内障手術を行える場合があります。ただし、白内障の程度だけでなく、眼圧:目の中の圧力、視神経、OCT、視野、隅角、これまでの治療経過を確認します。病状によっては白内障手術と緑内障手術を同時に検討することがあります。
すべての方に適するわけではありません。黄斑・網膜・視神経・角膜の状態、緑内障の有無、乱視、夜間運転、仕事や趣味、眼鏡をどの程度減らしたいかを確認して、単焦点眼内レンズを含めて比較します。
白内障手術は濁った水晶体を取り除く治療であり、緑内障による視神経のダメージや黄斑上膜、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症そのものを治す手術ではありません。併存する病気がある場合は、それぞれの状態に応じた治療や経過観察が必要です。
白内障の程度や、現在の見えにくさが白内障だけによるものかを確認します。手術が必要な時期かどうかは、白内障の程度だけでなく、見え方や生活への影響、ほかの眼疾患の有無も含めて判断します。手術方法、眼内レンズ、麻酔・鎮静、費用、合併症への対応、術後診察については、白内障手術ページに情報を集約しています。
白内障に関する一般的な医学情報は、以下の学会情報なども参考にしています。
執筆・医学的内容の確認: 有田眼科 院長 有田 量一
最終更新:2026年9月3日