マイサイト® ワンデー 福岡で子どもの近視進行抑制を考える方へ
マイサイト® ワンデーによる子どもの近視進行抑制を福岡で検討している保護者の方へ。 マイサイト® ワンデーは、日中の視力を補正しながら、 近視の進行を抑えることを目的とした1日使い捨てソフトコンタクトレンズです。
福岡市中央区小笹の有田眼科では、近視の進み方、視力・屈折、 乱視、角膜や結膜の状態、レンズの着脱や衛生管理が可能かなどを確認して適応を判断します。 このページではマイサイト® ワンデーの特徴だけでなく、 臨床研究、デメリット、オルソケラトロジーとの違いまでご説明します。
- 近視の視力補正
- 近視進行抑制
- 日中装用
- 1日使い捨て
- 眼科で定期管理
マイサイト® ワンデーとは
マイサイト® ワンデーは、近視の視力補正と進行抑制を目的とした 1日使い捨てソフトコンタクトレンズです。 レンズに付加された複数の屈折力によって視力を補正し、 近視進行を抑えることを目的としています。
普通の近視用コンタクトレンズとの違い
一般的な近視用コンタクトレンズは主として視力補正を目的とします。 マイサイト® ワンデーは、遠くを見るための視力補正に加えて、 近視進行抑制を目的とした光学設計を備えています。
- 学校や日常生活での見え方を補正
- 近視進行抑制を目的とした専用設計
- 毎日新しいレンズを使用する1日使い捨て
- 眼科で定期的に目の状態と経過を確認
お子さま一人ひとりの適応を確認します
年齢だけで決めるのではなく、近視の進み方、乱視、 角膜・結膜の状態、コンタクトレンズを安全に取り扱えるか、 保護者の方が管理に関われるかなどを確認します。
承認時の主要臨床試験の対象年齢や近視度数なども考慮しながら、 個別に使用の適否を判断します。マイサイト® ワンデーの特徴
視力補正と近視進行抑制
日中の見え方を補正しながら、 近視の進行を抑えることを目的としています。
1日使い捨てタイプ
毎日新しいレンズに交換します。 一度外したレンズを再使用するものではありません。
起きている時間に装用
日中に装用し、就寝前に外します。 装用時間は眼科医から指示された時間を守ります。
研究データから見るマイサイト® ワンデー
マイサイト® ワンデーについては、 近視度数と眼軸長の変化を評価した臨床試験があります。 ただし、以下の結果は研究に参加した集団の平均的な比較であり、 お子さま一人ひとりの治療効果を保証する数字ではありません。
PMDA承認資料に記載された、 36か月後の調節麻痺下等価球面度数の変化量です。 本品群と対照群の間に差が確認されています。
36か月間の眼軸長の伸びについても、 本品群で対照群より小さい結果が示されています。
国内MIST-J試験では、 日本人8~12歳の近視患者を対象とした12か月の比較で、 近視進行量に群間差が確認されています。
「59%抑制」とは、59%の子どもの近視が止まるという意味ではありません
3年間の無作為化比較試験では、 未調整値で対照群と比較した近視度数の進行量が59%少なく、 眼軸長の伸びが52%少なかったと報告されています。
これは「使用した子どもの59%で近視が止まる」という意味ではなく、 2つの研究グループの平均的な進行量を比較した数字です。 実際の効果には個人差があります。
承認時の主要臨床試験では、 8~12歳など一定の条件を満たした近視患者が対象となっています。 PMDA添付文書では、 8歳未満および13歳以上を対象とした承認時臨床試験は実施されていないことが記載されています。 実際の使用可否は年齢だけではなく、 近視・乱視の程度、眼の状態、レンズの取り扱い能力などを確認して判断します。
6年間の眼軸長データを解析した研究も報告されています。 ただし、最初から最後まで6年間、 未治療の対照群と無作為化して直接比較した研究ではありません。 長期研究は研究デザインの違いも理解して評価する必要があります。
マイサイト® ワンデーのデメリット・注意点
近視進行抑制というメリットだけでなく、 毎日の装用、見え方、コンタクトレンズのリスク、 費用、定期通院まで含めて治療を考えることが大切です。
日中の装用を継続する必要があります
承認時の主要臨床試験では、 1日最低10時間・週最低6日の装用を原則としていました。 学校や休日を含めて継続できるかを考えます。
暗い場所で見え方に違和感が出る場合があります
光の周囲に輪が見える、コントラストが低下する、 物が二重に見える、強い光がギラギラしてまぶしいなどの症状が 生じる場合があります。
コンタクトレンズの合併症があります
角膜炎、感染性角膜炎、角膜びらん、 結膜炎などの眼障害が起こる可能性があります。 痛みや充血などの異常時には装用を中止して受診します。
すべてのお子さまが使用できるわけではありません
近視や乱視、角膜・結膜の状態、 コンタクトレンズの着脱や衛生管理ができるかなどを確認して適応を判断します。
継続的な費用と定期検査が必要です
自由診療のためレンズ代・検査費用が継続します。 目に症状がなくても定期的な眼科検査が必要です。
近視を完全に止める治療ではありません
使用していても近視が進行する場合があります。 実際の経過を確認しながら継続について検討します。
他の近視進行抑制治療との併用について
マイサイト® ワンデーの添付文書では、 他の近視進行抑制治療との併用時の有効性・安全性は確立していない とされています。 複数の治療を自己判断で組み合わせないでください。
マイサイト® ワンデーとオルソケラトロジーを比較
どちらも子どもの近視進行を考える際の選択肢ですが、 レンズ、装用時間、視力補正の方法、 レンズ管理などが大きく異なります。 単純な優劣ではなく、お子さまの眼と生活に合う方法を考えます。
マイサイトとオルソ、どちらの方が近視を抑えますか?
マイサイト® ワンデーにもオルソケラトロジーにも、 小児近視の進行抑制を支持する研究があります。
しかし、それぞれの研究では対象年齢、近視度数、 研究期間、対照群、レンズ設計などが異なります。 そのため、 別々の研究で示された「抑制率」を数字だけで並べて、 どちらが優れていると判断することは適切ではありません。
近視・乱視の程度、角膜形状、 眼表面の状態、学校生活、スポーツ、 日中装用と夜間装用のどちらが安全に続けやすいかなどを含めて判断します。
マイサイト® ワンデーの費用|自由診療
治療を始める前に、 適応検査・レンズ代・定期検査にかかる費用をご確認ください。
視力・屈折・目の状態の確認、 トライアル装用、着脱練習、使用方法の説明を含みます。
1箱30枚入り・片眼1か月分
両眼で使用する場合は1か月2箱が目安です。
装用状態、視力、度数、 角膜・結膜の状態、近視の進行などを確認します。
マイサイト® ワンデーに関する診察・検査・レンズ代は公的医療保険の対象外です。 装用開始後は1週間後・1か月後・3か月後、 その後は原則3か月ごとを目安に定期検査を行います。 目の状態により受診時期が変わる場合があります。
マイサイト® ワンデーを始めるまでの流れ
ご予約・ご相談
お電話で「マイサイトの相談」とお伝えください。 以前の眼鏡度数や視力の変化が分かる資料があればお持ちください。
適応検査
視力・屈折、角膜や結膜の状態などを確認し、 マイサイト® ワンデーが適しているかを判断します。
トライアル装用
実際にレンズを装用し、 見え方、装用感、レンズの状態などを確認します。
着脱・衛生管理の練習
着け外し、手洗い、廃棄方法、 異常があった場合の対応をご説明します。
装用開始・定期検査
眼科医の指示に沿って装用し、 定期検査で眼の健康と近視の経過を確認します。
マイサイト® ワンデーを安全に使用するために
1日使い捨てレンズであっても、 コンタクトレンズに伴う眼障害の可能性があります。 正しい使用方法と定期検査が重要です。
このような症状があれば装用を中止して眼科へ
- 強い目の痛み
- 充血が続く
- 目やにが増えた
- 急に見えにくくなった
- 強い異物感がある
- 見え方に大きな変化がある
毎日の基本ルール
- 装用前に手を洗う
- 使用済みレンズを再使用しない
- レンズをつけたまま眠らない
- レンズを水にさらさない
- 水泳・入浴時はレンズを外す
- 定期検査を受ける
- 予備の眼鏡を用意する
レンズの光学設計
レンズには近視を矯正するためのゾーンと、 近視進行を抑える目的のプラス度数を付加したゾーンが配置されています。
画像はレンズ構造を理解するための模式図であり、 個々のお子さまの治療効果を示すものではありません。
保護者の見守りも大切です
小児では、本人だけでなく保護者にも 手洗い、着脱、装用時間、レンズ廃棄、 眼の変化を確認していただくことが重要です。
1箱30枚入り
片眼1か月分の目安です。 使用したレンズはその日のうちに廃棄し、 翌日は新しいレンズを使用します。
マイサイト® ワンデーについてよくあるご質問
マイサイト® ワンデーは何歳から始められますか?
年齢だけで使用の可否を決めるものではありません。 承認時の主要臨床試験では8~12歳の小児が対象でした。 近視・乱視の程度、眼の状態、 レンズの取り扱い能力などを確認して判断します。
普通のコンタクトレンズとの違いは何ですか?
一般的な近視用コンタクトレンズは主として視力補正を目的とします。 マイサイト® ワンデーは視力補正に加えて、 近視進行抑制を目的とした光学設計を備えています。
毎日つける必要がありますか?
装用時間は眼科医の指示に従います。 承認時の主要臨床試験では、 1日最低10時間・週最低6日の装用を原則として評価されました。
マイサイトで近視は完全に止まりますか?
完全に止めるものではありません。 近視進行を抑えることを目的とした治療であり、 効果には個人差があります。
マイサイトとオルソケラトロジーはどちらがよいですか?
一律にどちらが優れているとは言えません。 マイサイトは日中に使用する1日使い捨てソフトレンズ、 オルソケラトロジーは主として就寝中に使用する特殊なハードレンズです。 近視度数、乱視、角膜形状、生活スタイル、 安全に管理できるかなどから選択します。
マイサイトとオルソを併用できますか?
マイサイト® ワンデーの添付文書では、 他の近視進行抑制治療との併用時の有効性・安全性は確立していないとされています。 自己判断で治療を組み合わせないでください。
感染症が心配です
1日使い捨てであっても、 角膜炎などの眼障害を起こす可能性はあります。 正しい手洗い・着脱・使い捨てルールを守り、 定期的な眼科検査を受けることが重要です。
主な参考資料・文献
使用目的、使用方法、リスク、 臨床試験、国内MIST-J試験などの承認情報。
MiSight 1 dayを評価した3年間の無作為化二重遮蔽比較試験。
6年間の眼軸長データを用いた累積治療効果の解析。
オルソケラトロジーの適応、 慎重処方、検査、管理、合併症などについて。
福岡市中央区小笹の有田眼科
- 医院名
- 有田眼科
- 医師名
- 有田 量一
- 住所
- 〒810-0033 福岡県福岡市中央区小笹2丁目2-3
- 電話
- 092-707-2132
- 診療案内
- 外来診療から日帰り手術まで幅広く対応
有田眼科 有田 量一
執筆・医学的内容の確認:有田眼科 院長 有田 量一