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2026.09.04

お知らせ

有田眼科の手術実績|2025年の実績と2018〜2025年累計

ARITA GANKA SURGICAL RESULTS

有田眼科の手術実績|2025年の実績と2018〜2025年累計

有田眼科では、白内障、緑内障、網膜硝子体、涙道、眼形成・外眼部まで幅広い治療に対応しています。 このページでは、2025年の院内集計と2018〜2025年の過去データを合わせ、件数だけでなく治療内容の傾向も分かりやすくご紹介します。

1,291件2025年 手術・処置総数
681件2025年 白内障手術
7,343件2018〜2025年 累計総数
3,962件2018〜2025年 白内障手術累計
2025年の手術・処置総数は1,291件で、2024年の1,040件から約24.1%増加しました。 白内障手術は586件から681件へ約16.2%増加しています。 なお、件数の増減は診療体制、治療対象、集計項目など複数の要因の影響を受けるため、件数のみで治療成績や医療の優劣を示すものではありません。

2018〜2025年の手術・処置実績

2018〜2025年の累計は7,343件、2025年は1,291件で、2018〜2025年の累計は7,343件となりました。 白内障手術は2018〜2025年で3,962件、2025年681件を加え、累計3,962件です。

有田眼科の2018年から2025年までの年度別手術・処置総数。2018年672件、2019年798件、2020年722件、2021年913件、2022年975件、2023年932件、2024年1040件、2025年1291件。
2025年までの年度別総数。2025年は1,291件でした。
有田眼科の白内障手術件数の推移。2023年513件、2024年586件、2025年681件。
白内障手術は2023年513件、2025年681件、2025年681件でした。
年 手術・処置総数 白内障手術
2018年 672件 —
2019年 798件 —
2020年 722件 —
2021年 913件 —
2022年 975件 —
2023年 932件 513件
2024年 1,040件 586件
2025年 1,291件 681件

2018〜2022年の白内障手術は5年間合計2,182件として院内集計されています。

2025年の白内障手術|681件

2025年の白内障手術は681件で、2025年の手術・処置総数1,291件に対して約52.7%でした。 白内障手術では、通常の水晶体再建術だけでなく、チン小帯が弱い場合に用いる水晶体嚢拡張リング(CTR)、 眼内レンズの固定が必要な症例、緑内障手術を同時に行う症例などにも対応しています。

17件水晶体嚢拡張リング(CTR)白内障手術681件に対する参考割合は約2.5%です。
9件眼内レンズ縫着術白内障手術681件に対する参考割合は約1.3%です。
49件白内障手術+眼内ドレーン白内障手術681件の約7.2%で緑内障治療を併用しました。
51件多焦点眼内レンズ白内障手術681件の約7.5%でした。
2025年の白内障手術681件に対する参考割合。白内障手術とiStent併用7.2%、多焦点眼内レンズ7.5%、水晶体嚢拡張リング2.5%、眼内レンズ縫着術1.3%。
白内障手術681件を分母にした参考比率です。眼内レンズ縫着術などは症例の性質が異なるため、合併症率を示す数字ではありません。
水晶体嚢拡張リング(CTR)について
チン小帯が弱い目では、水晶体を包む袋を安定させるためにCTRを使用することがあります。 無作為化比較試験では、弱いチン小帯を有する症例でCTRが水晶体嚢の形状維持や眼内レンズの傾きの安定化に寄与する可能性が報告されています。

眼内レンズの選択傾向|多焦点は増加、費用とのバランスも重視

多焦点眼内レンズを希望される方は増えてきています。一方、実際のレンズ選択では、費用だけでなく、 夜間運転、読書、スマートフォン、仕事で必要な距離、網膜や視神経の状態などを確認し、 患者さんごとに見え方のバランスを考えることが大切です。

有田眼科では、多焦点以外の選択肢ではレンティスコンフォートが84%と多く、 一般的な単焦点レンズ13%、HOYA XY-1EM 3%という院内集計でした。 レンティスコンフォートは費用面とのバランスから選択されることも多く、 ご希望や左右眼の状態に応じてやや手元寄りの度数設定や、 軽いモノビジョンを取り入れる場合があります。

多焦点以外の主要眼内レンズ選択割合。レンティスコンフォート84%、一般的な単焦点レンズ13%、HOYA XY-1EM 3%。
多焦点以外の主要レンズ選択割合。院内集計の比率です。
多焦点眼内レンズの種類別内訳。PanOptix Pro 13眼、テクニスオデッセイ5眼、ジェメトリック4眼、テクニスピュアシー2眼。
機種別内訳が確認できた24眼では、PanOptix Pro 54.2%、テクニス オデッセイ20.8%、ジェメトリック16.7%、テクニス ピュアシー8.3%でした。

2025年の多焦点眼内レンズ総数は51眼です。種類別内訳のご提示データは24眼分のため、円グラフの分母は24眼としています。

多焦点眼内レンズの文献的な考え方
系統的レビューでは、多焦点眼内レンズは単焦点眼内レンズと比べて近方視力や眼鏡からの独立性が高まりやすい一方、 ハロー・グレアなどの光学症状が増える傾向も報告されています。 そのため、有田眼科では「多焦点を選ぶかどうか」だけでなく、患者さんがどの距離を重視するか、 夜間運転の頻度、眼底疾患や緑内障の有無などを確認しながらレンズを選択します。

後発白内障治療|2025年 94件

2025年の後発白内障治療は94件でした。後発白内障は、白内障手術後に眼内レンズを支える袋が濁り、 再びかすみやまぶしさが出る状態です。有田眼科では、後発白内障治療にProcatを導入しています。

94件は「2025年に治療した件数」です。2025年に白内障手術を受けた681件のうち94件に後発白内障が生じた、という意味ではありません。 過去に白内障手術を受けた患者さんの治療も含まれるため、発症率としては扱えません。

2025年の緑内障手術|iStentを中心に低侵襲治療が増加

2025年の緑内障手術は、白内障手術併用眼内ドレーン49件、流出路再建術14件、 プリザーフロマイクロシャント6件、レクトミー2件で、合計71件でした。 2025年の手術・処置総数1,291件に対する参考割合は約5.5%です。

このうち白内障手術併用眼内ドレーンは49件で、上記の緑内障手術71件の約69.0%を占めました。 院内では白内障手術と同時に行うiStentが増えており、 白内障治療と緑内障治療を同時に考えるケースが多くなっています。

さらに、SLT14件、毛様体光凝固(ECP)3件を含めると、緑内障関連治療は計88件で、 総数に対する参考割合は約6.8%です。

2025年の緑内障関連治療。白内障手術併用眼内ドレーン49件、流出路再建術14件、SLT14件、プリザーフロマイクロシャント6件、毛様体光凝固3件、レクトミー2件。
手術とレーザー等を含む緑内障関連治療の内訳です。
iStentと白内障手術の併用について
近年の無作為化比較試験では、白内障手術単独と比べて、iStentを併用した群で緑内障点眼薬の減少が大きかったことが報告されています。 一方、すべての緑内障にiStentが適するわけではなく、病型、視野障害、眼圧、点眼数などを総合して治療を選択します。

網膜・硝子体治療|硝子体手術56件・硝子体注射45件

2025年は、硝子体手術56件、網膜光凝固45件、硝子体注射45件でした。 硝子体注射45件は総数1,291件の約3.5%、 硝子体手術56件は約4.3%、 網膜光凝固45件は約3.5%に相当します。

2025年の硝子体注射45件の薬剤内訳。ラニビズマブ13件、ベオビュ15件、バビースモ17件。
硝子体注射45件の薬剤別内訳です。
45件硝子体注射 ラニビズマブ13件、ベオビュ15件、バビースモ17件。 疾患や治療歴、反応性、通院間隔などを確認しながら薬剤を選択します。

2025年のその他の主な手術・処置

治療・手術 2025年件数
後発白内障治療 94件
霰粒腫切開 59件
硝子体手術 56件
網膜光凝固 45件
硝子体注射 45件
涙嚢鼻腔吻合術鼻内法 21件
外傷処置 12件
翼状片切除術 11件
眼瞼下垂 8件
結膜弛緩症 5件
眼窩脂肪ヘルニア 5件
眼瞼結膜腫瘍切除 4件
涙管チューブ挿入術 4件
眼窩腫瘍切除 1件
結膜腫瘍切除 1件

院長からのコメント

有田眼科では、白内障だけをみるのではなく、網膜・黄斑・視神経・緑内障の状態も確認し、 必要に応じて白内障手術、緑内障手術、網膜硝子体治療を組み合わせて考えることを大切にしています。

2025年のデータでは、白内障手術681件に加え、CTR17件、眼内レンズ縫着術9件、白内障手術併用眼内ドレーン49件、 硝子体手術56件、硝子体注射45件など、さまざまな病態に対する治療を行いました。 手術の適応や術式は、検査結果と患者さんが日常生活で困っていることを確認したうえで個別に判断しています。

網膜硝子体手術では、黄斑円孔や網膜剥離など緊急性の高い病気に対し、必要に応じて急患手術で対応しています。 黄斑上膜や網膜剥離の手術では、病変の状態を丁寧に確認し、再発リスクをできるだけ抑えられるよう手術方法を工夫しています。

緑内障を伴う白内障手術では、適応を見極めたうえでiStentを積極的に併用しています。 iStentは眼への負担を抑えた低侵襲な治療で、術後の眼圧管理や点眼負担の軽減につながることが期待され、 適切な症例では良好な経過が得られています。

有田眼科 院長 有田 量一

執筆・医学的内容の確認:有田眼科 院長 有田 量一

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