点眼麻酔
目の表面へ麻酔薬を点眼し、角膜や結膜の痛みを抑えます。
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お知らせ・医療ガイド
2026.08.03
手術について
白内障手術の麻酔|点眼麻酔・前房内麻酔と2種類の鎮静法
有田眼科の白内障手術では、目の表面に行う点眼麻酔に加え、目の中へ麻酔薬を投与する前房内麻酔を行い、手術中の痛みをできるだけ抑えています。手術への恐怖や緊張が強い方には、笑気吸入鎮静法と静脈内鎮静法の両方に対応しています。
有田眼科では、点眼麻酔と前房内麻酔を組み合わせ、白内障手術中の痛みをできるだけ抑えます。手術への不安が強い方には、鼻から吸入する笑気吸入鎮静法と、静脈から鎮静薬を投与する静脈内鎮静法の両方に対応しています。鎮静が適切に効いた場合には、緊張が和らぎ、手術中の記憶が曖昧になったり、「気づいたときには手術が終わっていた」と感じたりする方もいます。
麻酔と鎮静には異なる役割があります。局所麻酔は目の痛みを抑えるために行い、鎮静は手術への恐怖や緊張を和らげるために行います。
局所麻酔だけで落ち着いて手術を受けられる方もいれば、強い恐怖や緊張のために鎮静を併用した方が手術を受けやすい方もいます。患者さんの不安の程度、目の状態、持病、内服薬などを確認して方法を検討します。
目の表面へ麻酔薬を点眼し、角膜や結膜の痛みを抑えます。
目の中の前房へ麻酔薬を投与し、眼内操作に伴う痛みや刺激を抑えます。
鼻から笑気ガスと酸素を吸入し、緊張や恐怖を和らげます。
静脈から鎮静薬を投与し、ぼんやりとリラックスした状態を目指します。
鎮静は不安を和らげるための方法であり、目の痛みを抑える局所麻酔とは役割が異なります。
有田眼科では、目の表面に行う点眼麻酔と、目の中へ行う前房内麻酔を組み合わせています。異なる部分へ麻酔を効かせることで、手術中の痛みや不快感をできるだけ小さくすることを目指します。
麻酔薬を目へ点眼し、角膜や結膜など目の表面の痛みを抑えます。注射を使わずに行う局所麻酔です。
白内障手術中に、目の中の前房へ麻酔薬を投与します。虹彩や眼内操作に伴う痛みや刺激を抑えるため、点眼麻酔と組み合わせて使用します。
痛みや不快感がある場合は、患者さんの反応と目の状態を確認し、麻酔の追加や手術の一時停止などを検討します。
痛い、押される感じが強い、息苦しい、咳が出そうなどの場合は、急に顔や体を動かさず、声で医師やスタッフへ伝えてください。
強い痛みをできるだけ抑えて手術を進めますが、光、水が流れる感覚、軽い圧迫感、触られているような感覚などが残ることがあります。
麻酔が効いていても、視覚や軽い圧迫感などが完全になくなるとは限りません。事前に知っておくことで、手術中の驚きや不安を減らしやすくなります。
手術顕微鏡の光が明るく見えます。白、青、赤などの色や、動く模様として感じることがあります。
手術中に使用する液体が、目や顔の周囲を流れるように感じる場合があります。
目を軽く押されるような感覚や、触られているような感覚を感じる場合があります。
超音波装置や吸引装置などの作動音が聞こえる場合があります。
目線、姿勢、咳などについて、医師やスタッフから声をかけます。
緊張していると手術時間を長く感じることがあります。鎮静が効くと短く感じる方もいます。
痛い、息苦しい、咳が出そう、腰や首がつらい、吐き気がする場合は、顔や体を急に動かさず、声でお伝えください。
有田眼科では、白内障手術への恐怖や緊張を和らげる方法として、笑気吸入鎮静法と静脈内鎮静法の両方に対応しています。患者さんの不安の程度、持病、呼吸状態、年齢、内服薬などを確認して方法を選択します。
鼻から笑気ガスと酸素を吸入し、緊張や恐怖心を和らげる方法です。意識や呼びかけへの反応を保ちながら、リラックスした状態を目指します。
腕などの静脈から鎮静薬を投与します。ぼんやりしたり眠気が出たりすることで、不安や恐怖を感じにくくすることを目指します。
特に静脈内鎮静では、薬の効き方によって手術中の記憶が曖昧になり、手術が短い時間に感じられたり、終了までの記憶がほとんど残らなかったりする場合があります。ただし、すべての方が同じように感じるわけではありません。
完全に意識をなくすことを目的とせず、医師やスタッフの呼びかけに反応できる程度を保ちながら、不安や緊張を和らげます。
笑気吸入鎮静法は、鼻から笑気ガスと酸素を吸入し、緊張や恐怖心を和らげる方法です。
専用の器具を使い、鼻からガスを吸入します。
完全に眠るのではなく、呼びかけへ反応できる状態を保ちながら緊張を和らげます。
手術室、強い光、器具などに対する恐怖心を和らげることを目指します。
吸入終了後は、意識、ふらつき、吐き気などがないかを確認します。
強い鼻づまりや呼吸器疾患などがある場合は、事前にお伝えください。
静脈内鎮静法は、静脈から鎮静薬を投与し、不安や緊張を和らげる方法です。患者さんの反応を確認しながら鎮静の程度を調整します。
年齢、体格、持病、内服薬、患者さんの反応などを確認して使用します。
ぼんやりする、眠気が出る、手術中の記憶が少なくなるなどの反応がみられます。
手術への恐怖心を和らげ、体の力を抜きやすくすることを目指します。
深く眠りすぎず、医師やスタッフの声かけに反応できる状態を確認します。
鎮静薬により呼吸が浅くなる、血圧が変化する可能性があるため、状態を確認します。
眠気やふらつきなどが残っていないかを確認し、安全に帰宅できる状態になるまで休みます。
呼吸器疾患、心臓病、睡眠時無呼吸、腎臓・肝臓の病気、内服薬などによっては、使用方法の変更や別の方法を検討します。
| 方法 | 主な目的 | 方法 | 意識 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 点眼麻酔 | 目の表面の痛みを抑える | 麻酔薬を点眼 | 保たれる | 光や軽い圧迫感が残る場合がある |
| 前房内麻酔 | 眼内操作による痛みや刺激を抑える | 目の中の前房へ麻酔薬を投与 | 保たれる | 点眼麻酔と組み合わせて行う |
| 笑気吸入鎮静 | 不安や緊張を和らげる | 鼻から笑気ガスと酸素を吸入 | 保たれる | 鼻呼吸や呼吸状態を確認する |
| 静脈内鎮静 | 強い不安や恐怖を和らげる | 静脈から鎮静薬を投与 | 呼びかけへ反応できる程度を目指す | 呼吸、血圧、眠気、ふらつきを確認する |
| 全身麻酔 | 意識をなくし全身を麻酔する | 麻酔薬と呼吸管理 | 通常は消失する | 局所麻酔や鎮静とは異なる方法 |
このページでは、患者さんの誤解を避けるため「静脈内鎮静法」と表記しています。
次のような不安や経験がある場合は、手術を決める前に医師へお伝えください。
手術を想像するだけで動悸、震え、強い緊張が出る方。
顕微鏡の光に強い不安や苦痛を感じる方。
顔を清潔な布で覆われることが怖い方。
医療器具を見ると緊張し、体へ力が入ってしまう方。
以前の手術で痛みや恐怖を強く感じた経験がある方。
不安による震え、過呼吸、体のこわばりなどが出やすい方。
笑気吸入鎮静と静脈内鎮静には、それぞれ特徴があります。すべての方に同じ方法を使用するのではなく、患者さんの状態に合わせて相談します。
鎮静薬は呼吸、血圧、意識状態へ影響する場合があるため、目だけでなく全身の状態も確認します。
狭心症、不整脈、心不全、血圧の変動、最近の症状を確認します。
喘息、慢性呼吸器疾患、在宅酸素、息苦しさ、咳などを確認します。
いびき、無呼吸、CPAPの使用状況などを確認します。
鎮静薬の効き方や排出へ影響する可能性があるため、治療状況を確認します。
睡眠薬、抗不安薬、鎮痛薬などを含め、お薬手帳で確認します。
過去に麻酔薬や鎮静薬で異常があった場合は、具体的な症状を伝えてください。
白内障手術後は眼帯や散瞳で見えにくくなります。鎮静を使用した場合は眠気やふらつきが残ることもあるため、車、バイク、自転車を自分で運転して帰宅しないでください。
有田眼科では、点眼麻酔と前房内麻酔を組み合わせ、手術中の痛みをできるだけ抑えています。強い恐怖や不安がある方には、笑気吸入鎮静法または静脈内鎮静法を検討します。
目の表面へ麻酔薬を点眼し、切開や器具が触れることによる痛みを抑えます。
目の中へ麻酔薬を投与し、眼内操作による痛みや刺激を抑えます。
意識を保ちながら、不安や緊張を和らげることを目指します。
鎮静薬を静脈から投与し、ぼんやりとリラックスした状態を目指します。
痛み、光、閉所、器具、過去の手術経験など、何が怖いかを具体的に確認します。
眠気、ふらつき、血圧、呼吸状態などを確認してから帰宅します。
記事監修・診療担当
有田眼科 院長 有田 量一
有田眼科の白内障手術では、点眼麻酔と前房内麻酔を組み合わせ、手術中の痛みをできるだけ抑えています。また、強い恐怖や不安がある方には、笑気吸入鎮静法と静脈内鎮静法の両方をご用意しています。鎮静が適切に効くことで緊張が和らぎ、「気づいたときには手術が終わっていた」と感じる方もいます。患者さんの不安と全身状態を確認し、一人ひとりに合う方法を検討します。
はい。点眼麻酔に加えて前房内麻酔を行い、眼内操作に伴う痛みや刺激をできるだけ抑えています。
点眼麻酔と前房内麻酔により痛みをできるだけ抑えますが、感じ方には個人差があります。軽い圧迫感、水が流れる感覚、触られている感覚などを感じる場合があります。
はい。有田眼科では、笑気吸入鎮静法と静脈内鎮静法の両方に対応しています。不安の程度、呼吸状態、持病、年齢、内服薬などを確認して方法を検討します。
鎮静の効き方によっては、手術中の記憶が曖昧になり、「気づいたときには手術が終わっていた」と感じる方もいます。ただし、効き方や記憶の残り方には個人差があります。
笑気吸入鎮静は鼻からガスを吸入し、意識を保ちながら不安を和らげます。静脈内鎮静は静脈から薬を投与し、よりぼんやりした状態や眠気が出ることがあります。
有田眼科で白内障手術時に行う静脈内鎮静は、完全に意識をなくす全身麻酔とは異なります。呼びかけへの反応を確認できる程度を保ちながら、不安を和らげる方法です。
急に動かず、声で医師やスタッフへお伝えください。患者さんの反応と目の状態を確認し、麻酔の追加や一時停止などを検討します。
手術内容を事前に説明し、手術中も声をかけながら進めます。必要に応じて笑気吸入鎮静法または静脈内鎮静法を検討します。
顔を清潔な布で覆うことに不安がある場合は、必ず手術前にお伝えください。声かけや鎮静を含めて対応方法を検討します。
年齢だけで決めるものではありません。心臓・呼吸器の状態、体格、内服薬、認知機能などを確認して適応を判断します。
希望だけで決定するものではありません。呼吸状態、持病、年齢、内服薬、飲食状況などを確認し、安全性を考えて判断します。
眠気、ふらつき、呼吸、血圧などを確認し、安全に帰宅できる状態になるまで院内で休みます。
白内障手術後は眼帯や散瞳で見えにくくなります。鎮静の有無にかかわらず、車、バイク、自転車を自分で運転して帰宅しないでください。
異物感、軽い痛み、涙、まぶしさなどを感じる場合があります。強い痛み、急な視力低下、吐き気、充血の悪化がある場合は、速やかに医院へ連絡してください。
本記事は一般的な医療情報です。実際に行う麻酔・鎮静の方法、薬剤、飲食制限、内服薬、付き添い、術後休憩は、患者さんの目と全身の状態によって異なります。有田眼科から受けた個別の指示を優先してください。監修:有田眼科 院長 有田 量一
点眼麻酔と前房内麻酔に加え、笑気吸入鎮静法と静脈内鎮静法の両方に対応しています。手術の痛み、強い光、閉所、器具への恐怖など、不安なことを診察時にお伝えください。
執筆・医学的内容の確認:有田眼科 院長 有田 量一