術前検査
目の構造、白内障の硬さ、瞳孔、角膜、網膜、視神経などを調べ、手術時に注意する点を確認します。
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お知らせ・医療ガイド
2026.08.03
手術について
白内障手術の安全性と合併症|手術前に知っておきたいリスク
白内障手術は一般に良好な結果が期待できる手術ですが、医療行為である以上、合併症の可能性を完全になくすことはできません。感染、炎症、眼圧上昇、角膜のむくみ、網膜剥離、眼内レンズの位置ずれなどについて、手術前に理解しておくことが大切です。
白内障手術では、手術中に水晶体を支える組織や水晶体嚢が弱いことが分かったり、手術後に感染、炎症、眼圧上昇、角膜浮腫、黄斑浮腫、網膜裂孔・網膜剥離、眼内レンズの位置ずれなどが生じたりする場合があります。また、合併症ではなくても、希望した度数との差、光のにじみ、眼鏡の必要性などが残ることがあります。術前検査、術後点眼、指定された診察を守り、急な変化があるときは早めに受診することが重要です。
白内障手術は広く行われている手術ですが、「短時間だから簡単」「小さな傷だから絶対に安全」という意味ではありません。
術前検査で白内障の状態、水晶体を支える組織、角膜、網膜、黄斑、視神経、持病や内服薬を確認します。手術後は感染予防と炎症を抑える点眼を続け、指定された日に診察を受けます。
目の構造、白内障の硬さ、瞳孔、角膜、網膜、視神経などを調べ、手術時に注意する点を確認します。
糖尿病、高血圧、心臓病、呼吸器疾患、感染症、内服薬などを確認します。
眼内レンズの度数、乱視、切開位置、必要となる可能性がある補助器具などを検討します。
有田眼科では、公式案内に沿って手術2日前から感染予防の点眼と内服を開始します。
感染や炎症を抑えるため、医師から指示された点眼を自己判断で中止せず続けます。
手術翌日と術後2~3日後を含め、感染、炎症、眼圧、傷口などを確認します。
手術を受ける利点とリスクを理解し、異常が起きた場合に早く気づくために必要な説明です。
同じ白内障手術でも、白内障の進行度や目の構造、持病などにより手術の難しさは異なります。
水晶体が硬い場合は、超音波による処理や眼内操作が増え、角膜などへの負担が大きくなることがあります。
水晶体を支えるチン小帯が弱いと、手術中の安定性や眼内レンズの固定に影響します。
瞳孔が小さい場合は、瞳孔を広げるための器具や追加処置が必要になることがあります。
角膜の透明性を保つ細胞が少ないと、手術後の角膜浮腫が長引く可能性があります。
眼球が長い強度近視では、網膜裂孔・網膜剥離などの網膜疾患にも注意が必要です。
眼圧や炎症の管理が必要で、術後点眼や通院計画が通常と異なる場合があります。
糖尿病網膜症、黄斑浮腫、感染、傷の治りなどに注意して手術前後を管理します。
眼内手術、硝子体手術、外傷などの既往により、目の構造が変化している場合があります。
強い腰痛、呼吸苦、咳、震え、不安などがある場合は、姿勢や鎮静を含めて対応を検討します。
追加検査、補助器具、手術方法、術後管理、他院との連携などを検討し、患者さんごとに判断します。
手術前の検査では分からなかった組織の弱さが、手術中に判明する場合もあります。
眼内レンズを支える水晶体嚢の後方に裂け目が生じる状態です。硝子体への追加処置や、眼内レンズの固定位置の変更が必要になる場合があります。
水晶体を支える細い線維が弱い、または切れることで、水晶体や眼内レンズが安定しにくくなる状態です。
水晶体の一部が眼球後方の硝子体側へ落下する場合があります。追加の硝子体手術などが必要になることがあります。
瞳孔が小さい、虹彩が動きやすいなどの場合に、虹彩へ負担がかかり、瞳孔の形や術後炎症へ影響することがあります。
超音波や眼内操作の影響で角膜内皮細胞が減少し、手術後の角膜浮腫が強くなる場合があります。
虹彩などから出血する場合があります。非常に重い出血が起こった場合は、手術内容の変更や追加治療が必要になります。
水晶体嚢や支持組織の状態により、予定していた眼内レンズを同じ位置へ固定できない場合があります。
目の状態や手術中の状況により、切開方法、眼内レンズ、追加処置などを変更する場合があります。
一度の手術で安全に完了させることが難しい場合は、目を安定させた後に追加手術を計画することがあります。
当初予定していた眼内レンズや手術方法にこだわらず、その時点の目の状態に適した処置を選択します。
手術後の数時間から数週間は、感染、炎症、眼圧、角膜、黄斑などの変化に注意します。
細菌などが目の中で増え、強い炎症を起こす状態です。急な視力低下、強い痛み、充血、目やになどがみられる場合があります。
通常の術後炎症より強く、かすみ、痛み、まぶしさ、充血などが続く場合があります。
手術や炎症、眼内に使用した薬、術後点眼などの影響で眼圧が上昇する場合があります。眼痛、頭痛、吐き気を伴うことがあります。
角膜がむくみ、白く霧がかかったように見える、光がにじむなどの症状が出る場合があります。
切開部分の閉鎖が不十分な場合は、追加の処置や保護が必要になることがあります。
目の前方に出血がたまり、かすみや眼圧上昇の原因になる場合があります。
網膜の中心である黄斑がむくみ、中心部のかすみ、文字のゆがみ、視力回復の遅れが生じます。
飛蚊症の急増、光が走る、視野の影や幕などが生じる場合があります。早期の眼底検査が必要です。
眼内レンズが予定位置からずれたり、乱視矯正用レンズが回転したりすると、視力や乱視へ影響する場合があります。
手術直後の経過が良好でも、数週間、数か月、数年後に見え方が変化する場合があります。
眼内レンズを支えている水晶体嚢が濁り、再びかすんだように見える状態です。白内障そのものが再発したわけではありません。
水晶体嚢や支持組織の変化により、眼内レンズがずれることがあります。急な見え方の変化や二重見えが生じる場合があります。
炎症が長引いたり、いったん落ち着いた後に再燃したりする場合があります。
手術後しばらくして、中心部のかすみやゆがみが目立つ場合があります。
手術から時間がたって発症する場合もあります。飛蚊症、光視症、視野の影に注意してください。
白内障手術後も、緑内障がある方は眼圧、視神経、視野の定期的な確認が必要です。
多くの場合は、外来でレーザーを用いて濁った膜に光の通り道を作る治療を検討します。適応は診察で判断します。
手術が予定どおり完了しても、眼鏡が不要になることや、希望した距離が完全に見えることを保証するものではありません。
眼内レンズ度数は術前検査から計算しますが、手術後の近視・遠視・乱視が予測と完全に一致しない場合があります。
単焦点・多焦点のどちらでも、距離や作業内容によって眼鏡が必要になる場合があります。
乱視矯正用眼内レンズを使用しても、乱視が完全になくなるとは限りません。
ライトの周囲に輪が見える、夜間に光がにじむなどの症状を感じる場合があります。
薄暗い場所や雨天、夜間などで、くっきり感が期待と異なる場合があります。
緑内障、黄斑上膜、黄斑変性、糖尿病網膜症、角膜疾患などにより、視力改善に限界がある場合があります。
眼内レンズの計算精度、角膜、網膜、視神経、目の乾燥、脳の慣れなど、複数の要因が見え方へ影響します。
すべての合併症を防げるわけではありませんが、患者さん自身の準備と術後管理も安全性に関係します。
感染、炎症、眼圧、傷口、角膜、眼内レンズなどを確認します。
眼内感染などがないか、回復が予定どおりかを再度確認します。
視力、黄斑、網膜、眼内レンズ、点眼、生活再開などを確認します。
軽い異物感や一時的なかすみとは異なり、次の症状は合併症を確認する必要があります。
診療時間内は有田眼科へ連絡し、手術日、症状が始まった時刻、痛みや見え方の変化をお伝えください。診療時間外に強い症状がある場合は、救急対応が可能な医療機関を受診してください。
感染や網膜剥離などは、治療を始める時期が見え方へ影響することがあります。
症状、発症時期、目の状態によって必要な検査と治療が異なります。
| 疑われる状態 | 主な確認 | 治療の例 |
|---|---|---|
| 眼内感染 | 視力、眼圧、細隙灯顕微鏡、眼底、超音波検査など | 抗菌薬の投与、眼内注射、硝子体手術などを状態に応じて検討 |
| 眼圧上昇 | 眼圧、前房、炎症、隅角など | 点眼、内服、追加処置など |
| 角膜浮腫 | 角膜の透明性、厚み、内皮細胞、炎症など | 点眼・内服による治療、経過観察、状態に応じた追加治療 |
| 術後黄斑浮腫 | 視力、眼底、黄斑OCTなど | 抗炎症点眼、注射治療などを状態に応じて検討 |
| 網膜裂孔・網膜剥離 | 散瞳眼底検査、眼底写真、OCT、超音波検査など | 網膜光凝固、硝子体手術などを病状に応じて検討 |
| 眼内レンズの位置ずれ | 細隙灯顕微鏡、散瞳検査、屈折検査など | 経過観察、位置修正、固定、交換などを状態に応じて検討 |
| 後発白内障 | 視力、細隙灯顕微鏡、眼底など | 適応があれば外来レーザー治療を検討 |
病状と緊急性に応じて、有田眼科での検査・治療、追加手術、または対応可能な医療機関との連携を検討します。
福岡市中央区小笹の有田眼科では、白内障だけでなく角膜、網膜、黄斑、視神経、眼圧、持病などを確認し、手術計画と術後管理を行います。
白内障の程度、角膜、網膜、黄斑、視神経などを確認します。
糖尿病、高血圧、心臓病、抗血栓薬など、手術前後に関係する情報を確認します。
手術方法だけでなく、起こり得る合併症、術後点眼、通院について説明します。
公式案内に沿って、手術2日前から感染予防の点眼と内服を開始します。
手術翌日と術後2~3日後に、感染、炎症、眼圧などを確認します。
飛蚊症、光視症、視野の影などがある場合は、網膜・硝子体の状態も確認します。
記事監修・診療担当
有田眼科 院長 有田 量一
白内障手術は一般に良好な結果が期待できますが、合併症の可能性を完全になくすことはできません。手術前に目と全身の状態を確認し、患者さんごとのリスクを説明します。手術後は点眼と診察を続け、急な視力低下や強い痛みなどがあれば早めに対応することが重要です。
一般に良好な術後成績が期待できる手術ですが、医療行為である以上、合併症の可能性を完全になくすことはできません。目と全身の状態によってリスクは異なります。
手術時間は白内障の硬さ、瞳孔、水晶体を支える組織、追加処置などによって異なります。短さだけで安全性や手術の質を判断することはできません。
感染、重い出血、網膜剥離などにより重い視力障害が生じる可能性はあります。ただし、異常を早く発見して治療するため、術後点眼と診察が重要です。
細菌などが目の中で増え、強い炎症を起こす状態です。急な視力低下、強い痛み、充血、目やになどがある場合は早急な診察が必要です。
手術、炎症、眼内で使用した薬、術後点眼などの影響で眼圧が上がる場合があります。診察で眼圧を測り、必要に応じて点眼や内服を調整します。
角膜のむくみや炎症による一時的なかすみの場合もあります。一方、感染、眼圧上昇、黄斑浮腫などの可能性もあるため、診察で原因を確認します。
網膜の中心である黄斑がむくむ状態です。中心部のかすみ、文字のゆがみ、視力回復の遅れなどが起こり、OCTなどで確認します。
起こる可能性があります。飛蚊症が急に増えた、光が走る、視野に影や幕が見える場合は、予約日を待たず眼底検査を受けてください。
水晶体嚢や支持組織の状態により、眼内レンズが予定位置からずれる場合があります。急な見え方の変化や二重見えがある場合は診察が必要です。
白内障そのものの再発ではありません。眼内レンズを支えている膜が濁る状態で、適応があれば外来レーザー治療を検討します。
眼鏡が必要になること自体は合併症ではありません。眼内レンズには焦点の特徴があり、希望する距離や細かい作業には眼鏡が必要になる場合があります。
術前検査から度数を計算しますが、角膜や眼球の形、傷の治り方などにより、予測と完全には一致しない場合があります。
糖尿病網膜症、黄斑浮腫、炎症、感染などへ配慮が必要です。血糖の状態や眼底を確認し、手術時期と術後管理を検討します。
持病と薬を正確に伝え、感染予防薬と術後点眼を指示どおり使用し、目をこすらず、指定された診察を受けることが重要です。
急な視力低下、強い眼痛、充血の悪化、目やに、飛蚊症の急増、光が走る、視野の影、吐き気を伴う眼痛などがあれば、予約日を待たずご相談ください。
本記事は一般的な医療情報です。合併症の可能性、検査、治療、追加手術、術後通院は、白内障の状態、目の構造、持病、手術内容によって異なります。有田眼科から受けた個別の説明と指示を優先してください。監修:有田眼科 院長 有田 量一
白内障の状態、角膜・網膜・視神経、持病、生活上の困りごとを確認し、手術を受ける利点と起こり得る合併症をご説明します。
執筆・医学的内容の確認:有田眼科 院長 有田 量一